定年後も働きたい 松本すみ子著 シルバー世代の私が読みました。
定年後も働きたい 松本すみ子著 シルバー世代の私が読みました。
サブタイトルは「人生100年時代の仕事の考え方と見つけ方」
著者の松本すみ子氏の肩書きは「シニアライフアドバイザー」です。
この中でシニア層は主に定年退職をした60~65歳を想定していると考えられます。
そのシニア層を4つのグループに分けています。
第1グループは、働く意欲は低く、節約志向
第2グループは、生活費を補うために働くことを希望。すでに働いている人
第3グループは、生きがいや社会との接点を求めて働くことを希望。見つからず仕事探し挫折組も
第4グループは、就職には関心がない。趣味や関心のあることで活動し、仕事になることも
第1グループと第4グループは、どちらかといえば就労意識が低く、第2グループと第3グループは就労意欲が高い層です。
第1グループと第2グループはどちらかといえば金銭的余裕が低く、第3グループと第4グループは金銭的余裕が高い層です。
もっとも対策が必要で人材的にもったいないのは第3グループの人たちと書いています。
サラリーマンを何十年か勤めて、定年退職した人は厚生年金をある程度の金額を受給している層が最も多い層です。この層を中心にした内容のような気がします。
65歳で、アルバイトをしている私は第2グループになります。私としてはこの層をもう少し掘り下げて欲しかったと思います。
今までのシニア世代の働き方を書いた本は男性中心だったように思います。この本は女性の定年退職にも触れています。
全体的にシニア層の働き方を網羅して、丁寧に書いています。50代後半から60代には現実的に参考になる書籍だと思います。
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